インプラントは、失った天然歯をカバーし、咀嚼や発音の利便性、快適性を向上させるものです。
また、入れ歯などに比べて審美性も高いですが、残念ながら天然歯とまったく同じ機能や特徴を持っているというわけではありません。

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インプラントと天然歯の違いってなに?

こんにちは✨
名古屋の栄駅で圧倒的にリーズナブルな矯正料金の久屋パーク矯正歯科です🦷

インプラントは、失った天然歯をカバーし、失ったご自身の天然歯と同じような感覚で食事やお喋りなどを楽しむことができます。
しかし、あくまで同じようにであり、残念ながら天然歯とまったく同じ機能や特徴を持っているというわけではありません。

インプラントには歯根膜はない

歯根膜は、歯根と骨をつないでいる組織になります。

厚さは0.15~0.38mm程度しかありませんが、この膜があることによって私たちの歯は簡単に抜けることがないのです。

また、歯根膜には知覚神経が存在していますので、無理な力が加わったときに本能的に回避する能力が発揮されます。しかし、こちらは天然歯のみに存在する組織であり、インプラントには残念ながら備わってはいません。

そのため、噛み合わせに問題がある場合ですと無理な力がインプラントにかかってしまうと悪影響を及ぼしてしまうことがあります。

歯肉線維

歯と歯茎は、歯肉線維という組織でくっついています。
天然歯の場合ですと、歯茎の中の結合組織が、セメント質と呼ばれる歯根の部分に入り込んでくっついているのですが、インプラントでは構造が異なります。
インプラントは、歯肉線維がインプラント体に対して水平に走っているため、天然歯に比べると炎症がおこりやすくなっていますので注意しましょう。

感染症に弱い

上記でも記述しましたが、インプラントには天然歯に存在する歯根膜が備わっていません。
歯根膜は、噛み合わせの際のクッションとしての役割だけでなく、歯の周囲の組織に血液の循環によって栄養や新鮮な酸素を送り役割を担っています。
そのため、歯根膜がないインプラントは、血液から影響の供給を受けにくいというデメリットがあります。

また、血液供給が少ないということは、好血球の出現が乏しくなるということであり、感染に対する防御力や抵抗力も天然歯より弱くなります。
こちらは、インプラント治療後に発症するインプラント周囲炎を悪化させる原因にもなり得るため、メンテナンスには十分気を遣わなければいけません。

まとめ

ここまで、今後インプラント治療を受ける方に向けて、インプラントと天然歯の主な違いについてお伝えしました。
インプラント治療が優れた治療であることは間違いありませんが、天然歯に比べて劣っている部分があるというのも事実です。

もちろん、治療の内容やメンテナンスが正しいものであれば、大きなトラブルが発生する可能性は低いですが、前述した内容は頭に入れておくべきだと言えます。


歯列矯正は勿論、むし歯、歯周病、親知らず抜歯、インプラント、エクソソーム治療、ボトックス治療など幅広いご対応が可能です。
お口のことでお悩み事がありましたら、名古屋市中区にある久屋パーク歯科・矯正歯科までお気軽にご相談ください。



執筆監修
院長 座馬良明