こんにちは✨
名古屋の栄駅で圧倒的にリーズナブルな矯正料金の久屋パーク歯科・矯正歯科です🦷
矯正は何を動かして歯並びをよくしていると思いますか?
歯かそれとも顎の骨格か。
結論を言えば、骨格ではなく歯を動かしています。
骨格から改善していく場合ももちろんありますが、それは小児矯正の場合に当てはまります。
大人と子供の矯正では動く箇所が変わってきます。
子供はまだ骨が柔らかいため、顎の成長や前歯と奥歯の生え方を骨を動かすことにより永久歯の並ぶスペースを作っていくことが目的です。
そのため、子供(10歳前後)の矯正は骨をターゲットとしています。
並ぶ場所を整えていく・並ぶ幅を大きくするというイメージになります。
一方、大人の矯正は歯をターゲットとしています。
骨も固く成長しているため並ぶスペースを作っていくのは難しいです。
そのため、大人の矯正では、でこぼこだけをとっていくというイメージになります。
矯正装置を取り付け、歯に力がかかり始めると歯の周りにある”歯を支えるための骨”、”歯にかかる衝撃を和らげる歯根膜”
によって歯は動きます。
歯根膜には一定の厚さを保とうとする性質があり、縮んだ歯根膜をもとの厚さに伸ばそうとする「骨を溶かす細胞」と伸びた歯根膜をもとの厚さに縮まそうとする「骨を作る細胞」があります。
そのため、矯正装置によって歯に力がかかったことが歯根膜に伝わると、歯が動く方向側の歯根膜は縮み、反対側は引っ張られて歯根膜が引き伸ばされるという仕組みが繰り返されて歯は動きます。
このように矯正装置によって生じた歯根膜の厚さの変化に、骨が作られたり溶けたりする体の性質をうまく利用して歯を動かしているのです。
執筆監修
久屋パーク歯科・矯正歯科
理事長 座馬良明