抜歯がなぜ必要なのか？

一般的に、歯並び矯正をするしないに関係なく親知らずは抜いた方が良いと言われている理由は、親知らずは斜めや横向きに生えてくることが多くそのため歯磨きがしづらくなり、虫歯や歯周病などのトラブルの原因になりやすいためです。

親知らずを抜かなくても矯正治療は可能

当院の矯正カウンセリングでも、親知らずを抜かないと矯正はできないよと他院様で言われたとおっしゃる患者様も多いです。親知らず抜歯についての見解は、歯科医師によって異なりますので一概にどちらが正しいとは判断は難しいです。

ですが、本当に親知らずを必ず抜歯しないと矯正できないというケースはそこまで多くはありません。
特に、従来のワイヤー矯正でなくマウスピース矯正であれば、当院では、親知らずを抜歯せずに矯正できるケースがほとんどになります。ただ、歯並びによっては、親知らずを抜いた方がより良い仕上がりになるケースもありますので、その場合は、矯正開始する前に患者様にお伝えさせていただき、実際に抜歯するかのどうかの判断していただきます。

親知らずを抜歯すべきタイミング

矯正するからと言って、絶対に親知らずを抜かなくてはならないということはありません。矯正に影響ないのでしたらそのままでも大丈夫です。
ただ、親知らずは斜めや横向きに生えてくるのが多いため、虫歯や歯周病などのトラブルの原因になりやすい歯ではあります。歯磨きやフロスなどのケアが行き届きにくいためで、矯正をする・しないにかかわらず、抜歯した方がケアはしやすくなります。

そのため、今後のお口の中の健康を考えて、矯正を機に親知らずを抜きたいと考える方は多くいらっしゃいます。
矯正では、最初の検査から実際に矯正装置を着け始めるまでに数週間～数か月の間があく場合が多いので、その準備期間中に親知らずを抜いておくと、矯正が始まる頃には腫れも落ち着いている頃でスムーズでしょう。