近年の歯列矯正では、目立ちにくく周囲の目を気にせずに矯正することができ、取り外しが簡単で、食事や会話のときに違和感がないことからマウスピース矯正を選択する人が増加してきています。
しかし、一方ではマウスピース矯正は噛み合わせが悪くなるという事例も発生していることがわかっています。
キレイな歯並びも大切ですが嚙み合わせも非常に重要なものです。

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マウスピース矯正で嚙み合わせを悪化させないために重要なこと

こんにちは✨

名古屋駅・栄駅近くで圧倒的にリーズナブルな矯正料金の久屋パーク矯正歯科です🦷

近年の歯列矯正では、目立ちにくく周囲の目を気にせずに矯正することができ、取り外しが簡単で、食事や会話のときに違和感がないことからマウスピース矯正を選択する人が増加してきています。

しかし、一方ではマウスピース矯正は噛み合わせが悪くなるという事例も発生していることがあります。

キレイな歯並びも大切ですが嚙み合わせも非常に重要なものです。

 

嚙み合わせが悪いと

虫歯や歯並びは気にしても、噛み合わせの良し悪しについてはあまり考えたことがない人が多いかもしれません。しかし、噛み合わせの状態は日常生活を送る上でとても大切なことです。噛み合わせが悪いと様々な悪影響があります。

顎関節症

顎関節症とは、口を大きく開けることができない、口を開けるときに音がする、口は開くけど引っ掛かりを感じる、顎を動かす筋肉に痛みを生じるといった症状があります。

めまい・難聴

めまいや難聴など、噛み合わせとは一見全く関係ないように感じるかもしれませんが実際は大いに関係があります。噛み合わせが悪いと顎の関節や筋肉へ影響しますが、そこからさらに首から上の筋肉へと筋肉の緊張が広がっていき、全身に影響を及ぼします。噛み合わせが悪く、このような身体的不調を感じる場合は、噛み合わせが一因となっている可能性が考えられます。

虫歯・歯周病

上記のように全身に影響する噛み合わせですが、噛み合わせの悪さは歯並びの悪さや顎の骨格的問題が関係しています。歯並びが悪いと、歯と歯の間が磨きづらかったり歯間ブラシやフロスが上手く通せなかったりするため、適切な口腔ケアができずに虫歯や歯周病の原因となってしまいます。

虫歯や歯周病は歯の健康寿命を縮めてしまうので、将来的に歯を失うことにもつながってしまいます。

適切なマウスピースを使用することが重要

 

マウスピース矯正で噛み合わせが悪くなったという事例は確かにありますが、マウスピース矯正そのものに問題があるわけではなく、歯並びだけの審美的側面を重視した結果、噛み合わせが悪くなってしまう場合があるということです。

歯並びを綺麗にすることが必ずしも噛み合わせを正しくすることと一致するわけではないので、機能面の噛み合わせを十分考慮せずに矯正治療を進めてしまうと、歯並びは綺麗になったけれど、上下の歯が上手く噛み合わないといった噛み合わせの問題が発生することがあります。

きちんとした噛み合わせときれいに歯並びを整えていくためには、自分に合ったマウスピースを使用することが大前提です。マウスピースは一度作った形だけでゴールまでたどり着けるわけではなく、動かした歯の状態に合わせて、何度も作り変えていく必要性があります。

マウスピース矯正は歯並びも噛み合わせも整えることができます

これまでの説明でマウスピース矯正が本当に効果があるのかと不安に思う人もいるかもしれませんが、納得のいく結果が得られない原因は、適切なマウスピースを使用していないこと、装着時間を守っていないなど、使用方法にも問題があることが多いです。

マウスピースは取り外すことができますが、1日のうちほとんど(約22時間程度)の時間を装着した状態で過ごさなければいけません。装着時間が指示された時間よりも短かったりすると治療効果が不十分になってしまいますので、正しく装着して使用していただくことでキレイな歯並びと良いかみ合わせを手に入れることができます。


執筆監修
理事長 座馬良明