インプラントは歯を失ってしまった方の治療の選択肢の1つとなります。
しかし、インプラントは外科手術を伴うものであり、部位によって治療の難易度が変わるのをご存じでしょうか?

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前歯のインプラントはなぜ難しい?

こんにちは✨

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インプラントは歯を失ってしまった方の治療の選択肢の1つとなります。
しかし、インプラントは外科手術を伴うものであり、部位によって治療の難易度が変わるのをご存じでしょうか?
歯なんだから全部一緒じゃないの?と思われる方もいらっしゃるとは思いますが、一般的には奥歯より前歯のインプラント治療の方が難しいといわれています。

そこで今回はインプラント治療の難易度についてお伝えしたいと思います。


前歯のインプラントはなぜ難しい?

前歯の審美的重要性

奥歯より前歯が難しい点の1つに、周りから見られるため高い審美性が求められることになります。
前歯は最も目立つ箇所になり、常に見えるものです。
そのため、補綴治療を行うにはできる限り自然で天然歯と遜色なく近い形で回復する必要があります。

具体的にお伝えしますと、左右がきっちり対象に見えるように歯冠形態を作る必要があり、歯の間の歯間乳頭とよばれる箇所も自然な形で作る必要があります。
また、歯の根元に金属を埋め込みますのでその金属色が透けてしまうと、違和感が生じてしまい大きく審美性が損なわれてしまうことにもなりかねません。

前歯は骨が薄い

奥歯側の骨は比較的厚くできています。
そのためインプラント治療を行う際に十分な骨の量が確保されています。
しかし、前歯の骨は奥歯と比べると薄くできているため、インプラント治療を行う際のスペースが確保しにくいです。
インプラント治療で使用される人工歯根はチタンという金属で作成されており、ある程度の大きさがあります。
このため骨があまりに薄い方や浅い方などはインプラント治療を行えない場合もあります。

前歯のインプラントは早めが重要

上記の内容の通り、前歯のインプラント治療は奥歯に比べて難しいというのが一般的にいわれています。
そのため、前歯のインプラント治療を諦めてしまう方も一定数いらっしゃいます。
しかし、歯を失ってから時間がたっていないのであれば前歯の骨の状態が悪くなっていませんのでインプラント治療の成功率が上がることもあります。
逆を言ってしまうと、前歯を失ってから時間がたってしまうと顎の骨の吸収が進んでしまうため、治療の成功率がどんどん低下してしまうことになってしまいます。
前歯のインプラント治療を検討されている方は、できる限り早めに歯科を受診して現在の状態を歯科医師に確認してもらいましょう。

最後に

前歯のインプラント治療は奥歯などに比べると高い技術が要求されます。
前歯のインプラント治療を受ける際には症例数(経験豊富であるか)と設備がしっかりと整っている歯科医院を選ぶことが重要になります。



執筆監修
院長 座馬良明