抜歯した後1週間経っても痛い!と言う事があります。抜歯後は通常は3日くらい痛いのですが1週間経ってもジンジン痛いときはドライソケットを疑いましょう。

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抜歯後にできるドライソケットについて

こんにちは✨

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抜歯後のドライソケット(乾燥病巣)は、抜歯後に発生する可能性のある合併症で、特に親知らずなどの大きな歯を抜いた後に見られることがあります。ドライソケットは、歯を抜いた後の傷口に血餅(血の塊)が形成されず、代わりに骨が露出してしまう状態です。これは非常に痛みを伴うもので、適切な対策と治療が必要です。

ドライソケットの原因

  1. 血餅の喪失: 抜歯後の傷口には、血餅が形成されることで傷が自然に治癒します。しかし、血餅が何らかの理由で剥がれ落ちたり、失われたりすることで、骨が露出し、ドライソケットが発生します。血餅の喪失は、口の中の不適切なケアや早期に硬い食べ物を摂取すること、または吸引(たとえばストローで飲み物を飲むこと)によっても引き起こされる可能性があります。

  2. 感染: 傷口が感染すると、血餅が失われることがあり、これがドライソケットの原因となることがあります。感染は、適切な口腔ケアがなされていない場合や、抜歯後の傷口に触れることによって引き起こされることがあります。

  3. 喫煙: 喫煙は、血液の循環を悪化させ、血餅の形成を妨げる可能性があります。また、タバコの煙が傷口に当たることで、感染のリスクも高まります。

ドライソケットの症状

  1. 強い痛み: ドライソケットの最も一般的な症状は、抜歯後数日経過してから現れる激しい痛みです。この痛みは、傷口が露出した骨に直接触れることから生じます。痛みは通常、局所的なものでなく、顔全体に放射することがあります。

  2. 傷口の視覚的変化: ドライソケットでは、抜歯後の傷口が乾燥しており、通常の血餅が見られません。傷口が灰白色または骨のような外観に変わることがあります。

  3. 口臭と悪味: ドライソケットの傷口では、細菌が繁殖しやすくなり、悪臭や不快な味が口の中に広がることがあります。

ドライソケットの治療と予防

  1. 痛みの管理: ドライソケットの痛みを軽減するためには、歯科医師が処方する鎮痛薬や、局所麻酔剤を用いることがあります。また、痛みを和らげるために、冷たい湿布や温かい塩水でのうがいも推奨されることがあります。

  2. 傷口の清潔維持: ドライソケットの治療には、傷口の清潔を保つことが重要です。歯科医師は、傷口を洗浄し、適切な薬剤を塗布することで治療を行います。これにより、感染のリスクを低減し、治癒を促進します。

  3. 適切なケアと生活習慣の改善: 抜歯後の適切な口腔ケアがドライソケットの予防には重要です。歯科医師から指示された通りに傷口をケアし、飲食に注意することが必要です。また、喫煙を避けることで、血液循環が改善し、治癒を助けることができます。

  4. 食事の注意: 抜歯後は、硬い食べ物や熱い飲み物を避け、柔らかい食べ物を摂取することが勧められます。食事や飲み物の摂取に際しても、ストローを使うことは避けるべきです。

まとめ

ドライソケットは、抜歯後に血餅が失われることによって発生する痛みを伴う状態です。適切な口腔ケアと生活習慣の改善が予防に役立ちます。症状が現れた場合は、早期に歯科医師に相談し、適切な治療を受けることが重要です。

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執筆監修
院長 座馬良明