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今日は親知らずについてお話いたします。

🦷親知らずとは🦷
親知らずとは一番奥に一番最後に生えてくる奥歯です。
個人差はありますが大体２０歳前後でお口の中にみえてくることが多いです。
親知らずは生える人と生えない人がいます。
４本とも生えてくる日本人は３５～４０％と言われています。
お口の中に見えてこなくても顎の骨の中に埋まっていることもあります。

💡親知らずを抜いた方がいい場合💡

１．親知らずが虫歯になってしまった場合
親知らずはもっとも奥の歯で歯ブラシが行き届きにくいこともあり虫歯になる可能性がとても高いです。
綺麗に生えている方でも多くの方が親知らずは虫歯になります。
治療をしたとしても高確率で再発する可能性が高いので状況にもよりますが虫歯になった場合はほとんどの場合が治療方法としても抜歯が第一選択になります。

２．親知らずの生え方が悪い場合
親知らずが手前の歯への悪い影響が考える場合は早急に抜歯をした方がいいです。
歯みがきが行き届かず親知らずだけではなく手前の歯まで虫歯になってしまったり歯周病を進行させてしまったりすることがあります。

具体的には、、、

✔手前の歯と同じように生えているが歯ブラシが行き届いていない
✔中途半端に生えていて歯の一部だけが見えている
✔横向きに生えている
✔骨の中に完全に埋まっているがレントゲン上で問題がありそう
✔歯並びに影響が出る可能性がある
（矯正治療のため抜歯が必要）

といった場合です。

🔵親知らずを抜かなくてもいい場合🔵
親知らずによってもそのまま残しておいても問題ないケースもあります。

具体的には、、、

✔手前の歯と同じように生えていて歯磨きも問題なく行えている
✔骨の中に完全に埋まっていてレントゲン上も問題ない
✔その他、特に歯並び、虫歯、歯周病等々に悪い影響がない場合

といった場合です。

親知らずが歯茎に一部だけ埋まっていたり、少しだけ頭を出しています。
そのような場合、隙間に食べ物のカスがたまります。これは歯みがきをしてもとりきれないため口臭の原因となることがあります。
歯茎が生んだりして腫れたりすると痛みも出てきます。
親知らずの周囲の歯肉の炎症なのでこれを”智歯周囲炎”と呼びます。
こうなると一度痛みが治まっても何度も繰り返してしまう為抜歯が必要になります。

親知らずの抜歯には抜歯後の注意事項もあるので主治医としっかり相談した上で抜歯するのかしないのか決めて下さい。