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「歯列矯正には抜歯が必要である」と思っている方が多いのではないでしょうか。
歯並びを綺麗にした症例写真を見ていると多くのケースで抜歯していることが多いため、
「歯の矯正は抜歯が普通なのでは?」「早く、正確に治療するためには抜歯がベストなのかな?」と考えたりすることはありませんか?
実際のところ、歯列矯正は抜歯を行わなくても治療を開始することもあります。
今回は、抜歯なしでも歯列矯正が可能なケースや抜歯をする理由についてご説明します。
ご自身が抜歯をしなくても治療が受けられるか確認しながら参考にしてみてください。
抜歯なしで治療が可能なケース
・十分な移動スペースを確保できている
矯正治療は歯を徐々に動かすため、歯を動かすための移動スペースの確保が必須です。歯を並べるために確保するべきスペースは0.8mm〜1.2mmとなっています。
そのため、まずは自分の歯の現状、ご自身が理想とする歯並びも含めて抜歯の必要があるかどうかを歯科医師に相談して確認してもらいましょう。
・前歯だけの部分矯正
前歯だけの部分矯正も抜歯をしなくていいことが多いです。部分矯正は矯正するのが一部分であることから、歯を移動させるスペースの確保が容易です。
前歯は奥歯と比べても動かしやすい点も抜歯の必要がない理由の1つにもなります。
・幼少期の頃から既に矯正治療を始めている
幼少期の頃から歯列矯正を始めているケースも抜歯をしなくても治療が可能です。歯が成長していく段階から歯の矯正をおこなっていると、歯並びが極端に悪くならないことが多いため、抜歯せずに済むことが多いです。
幼少期の頃に矯正した方が矯正の痛みも比較的少なく、治療期間も短くなるため、歯並びに問題を感じたら早めに治療することをおすすめします。
抜歯は何故必要になるのか
・歯を動かすスペースの確保
歯列矯正で抜歯が必要になるのは歯を動かすためです。歯並びを整えるためには限られたスペースで歯を並べる必要があり、そのスペースの確保のために必要がある場合は抜歯を行います。
人によっては抜歯をせずとも歯を動かすスペースがありますが、顎が小さいと方などは抜歯を行う場合が高いです。
・咬み合わせのズレ
咬み合わせのずれを矯正する際にも抜歯する必要があります。例を挙げると、反対咬合や出っ歯による咬み合わせのズレは、上顎か下顎が前に出ている状態となります。
その状態から矯正を行う際は前に出てしまっている顎の歯を抜歯を行い、スペースを確保しなくてはなりません。他にも咬み合わせのズレは生え方が悪く、他の歯を圧迫して発生することもあるため、生え方が悪い歯も咬み合わせのために抜歯をしてしまうことが多いです。
・前歯の位置や角度
前歯の位置や角度を改善する目的のために抜歯を行うこともあります。前歯は顔の印象に大きな影響を与えるパーツです。位置や角度が少し変化するだけで顔の印象が大きく変わってきてしまいます。そして前歯を矯正しようとするとどうしても奥の歯を抜歯して移動させなければなりません。前歯に対してコンプレックスが強い人は抜歯して歯列矯正する場合も多いです。
・口元の突出
口元の突出も抜歯によって改善できることがあります。前歯をどれくらい後方に移動させる必要があるのかによって、移動させるスペースは抜歯せずとも作り出せるのか、抜歯が必要なのかが決まっていきます。
そして後方に必要なスペースの基準として、横顔のシルエットを確認しながら慎重に計画を練ります。このケースは治療後の横顔に納得できるかといった個人的な感覚による所も大きいため、抜歯が必要かは歯科医師に相談してみましょう。
執筆監修
理事長 座馬良明