近年ではインプラント手術を受ける人も増加しています。しかしこの第二の歯ともいわれるインプラントも適切なメンテナンスを怠っていると、最悪の場合抜け落ちてしまうこともあるのをご存知ですか?

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インプラント歯周炎に要注意!

こんにちは✨

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歯を失ってしまっても、自分の歯と同じように再び食べ物を噛めるようになるインプラントは、とても有効な治療法です。

そのため、近年ではインプラント手術を受ける人も増加しています。しかしこの第二の歯ともいわれるインプラントも適切なメンテナンスを怠っていると、最悪の場合抜け落ちてしまうこともあるのをご存知ですか?


恐ろしいインプラント周囲炎とは

インプラントはチタンで出来ているので、虫歯になることはありません。しかし虫歯にならないからといって適切なメンテナンスをしないでいると、「インプラント周囲炎」という恐ろしい病気になってしまう可能性があります。実はインプラントは人工物であるがゆえに、天然の歯よりも細菌の影響を受けやすいです。

インプラント周囲炎は、土台となるボルト部分が歯周病菌に感染することで症状がはじまります。天然の歯の場合は、歯周病菌に感染すると歯茎の腫れや出血などの自覚症状が現れるので比較的早期に発見することが可能ですが、インプラント周囲炎の場合はそうではありません。

インプラント周囲炎の場合は例え症状が進行していたとしても、歯茎の腫れや出血といった症状が現れにくく問題なく食事も出来るので重度になるまで気づきにくいのです。歯茎の腫れや出血といった症状が現れる頃は後期の症状であり、それまでの間にはボルト周辺に繁殖した歯周病菌が周囲の顎の骨を溶かしてしまっているのです。

また、症状の進行スピードもとても早く、歯周病の10倍以上の進行速度で症状が悪化していくともいわれています。そのせいで非常に気づきにくい病気であるともいえます。

ですからインプラントが虫歯になることはないとは言っても、治療後に適切なメンテナンスをしないでいるとせっかく治療したインプラントを失ってしまうことにもなりかねません。インプラント治療の後には、継続して正しいメンテナンスを続けていく必要があるのです。

 

自宅で出来るメンテナンス

歯科医で行う定期的なメンテナンスも大切ですが、自宅で行う日頃のメンテナンスもインプラントを長期間にわたって使用していく為にはとても重要です。インプラントの寿命は、自宅で行うセルフケアによって決まるともいわれています。

といっても特別な方法は必要ではなく、他の歯の健康を守るのと同様に磨き残しなく丁寧なブラッシングを行うということが基本のメンテナンスになります。とくにインプラント治療をした部分は自然の歯よりも細菌に感染しやすいので、自然の歯以上に磨き残しなく時間をかけてブラッシングを行いましょう。



しかし一般的に歯ブラシを使用して落とせる歯垢の平均は約60%程度だといわれています。そのため自宅で出来るメンテナンスとしては、歯ブラシだけで歯磨きを行うのではなく、歯間ブラシやデンタルフロスも利用することです。歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロスを併用することで約80%の歯垢を落とすことができます。



執筆監修
理事長 座馬良明