歯の矯正中は痛みが伴うこともあります。ついつい歯を食いしばり、痛みに耐えようとしてしまうこともあると思います。ですが食いしばりを続けてしまった場合、歯に圧力がかかることによって、矯正に悪影響があるのです。

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歯列矯正中の食いしばりには注意が必要です

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歯列矯正中に食いしばりを行うことは、治療の効果に悪影響を及ぼす可能性があります。以下に、食いしばりが歯列矯正に与える影響と、対処法について説明します。

1. 矯正装置への影響

矯正治療中の食いしばりは、矯正装置に過剰な圧力をかけることがあります。これにより、ブラケットやワイヤーが損傷したり、外れることがあります。矯正装置が損傷すると、治療計画が狂い、治療期間が延びる可能性があります。装置が正しく機能しないと、歯の移動が遅れ、最終的な歯並びの結果に悪影響を与えることがあります。

2. 歯や顎関節への負担

食いしばりは、歯や顎関節に過剰な負担をかけることがあります。特に、矯正中の歯はまだ完全に固定されていないため、食いしばりによって歯に不均等な力がかかり、移動が不均衡になることがあります。また、顎関節にもストレスがかかり、顎関節症などの問題が引き起こされる可能性があります。

3. 痛みや不快感の増加

矯正治療中に食いしばりを行うと、痛みや不快感が増すことがあります。矯正装置が圧力を受けることで、歯や歯茎に痛みが生じることがあります。このような痛みは、矯正治療の快適さを損なうだけでなく、治療へのモチベーションが低下する原因にもなりえます。

4. 歯の移動の不均衡

食いしばりによって歯にかかる力が不均一になると、歯の移動が計画通りに進まないことがあります。矯正治療では、歯を適切な位置に移動させるために均等な力が必要です。食いしばりによる過剰な力が加わると、歯が予期しない方向に移動し、矯正治療の結果が期待通りにならない可能性があります。

5. 対処法

歯列矯正中の食いしばりを軽減するためには、以下の対処法があります。

  • ストレス管理: 食いしばりはストレスや緊張から生じることがあります。リラクゼーションやストレス管理技術を取り入れることで、食いしばりを減少させることができます。

  • マウスガードの使用: 食いしばりによる影響を軽減するために、歯科医師に相談し、適切なマウスガードを使用することが推奨されます。マウスガードは、歯や顎関節を保護し、過剰な力がかかるのを防ぎます。

  • 定期的な歯科検診: 矯正治療中は定期的に歯科医師のチェックを受けることが重要です。問題が早期に発見されることで、適切な対処が可能となります。

  • 矯正専門医への相談: 食いしばりによる影響が懸念される場合は、矯正専門医に相談し、適切なアドバイスや治療を受けることが大切です。

まとめ

歯列矯正中の食いしばりは、矯正装置への影響や歯・顎関節への負担、痛みの増加など、多くの問題を引き起こす可能性があります。治療の効果を最大限に引き出すためには、食いしばりを軽減するための対策を講じることが重要です。適切な対処法を取り入れ、定期的なチェックを受けることで、健康的で美しい歯並びを実現することができます。







執筆監修
院長 座馬良明