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ドライマウス（口腔乾燥症）は、口腔内の唾液分泌が減少し、口の中が乾燥する状態を指します。これは一時的な症状である場合もありますが、放置するとさまざまな健康問題を引き起こす可能性があります。以下に、ドライマウスを放置することによる主なリスクと影響について説明します。

1. 口腔内の健康問題

唾液は口腔内の健康にとって重要な役割を果たしています。唾液が不足すると、以下のような口腔内の問題が生じることがあります：

• 虫歯: 唾液には口腔内の食べ物の残りかすや細菌を洗い流す機能があります。唾液が不足すると、虫歯の原因となる細菌が繁殖しやすくなり、虫歯が進行する可能性があります。
• 歯周病: 唾液は歯茎の保護や口腔内の炎症を抑える役割も担っています。唾液が不足すると、歯周病のリスクが高まることがあります。
• 口内炎: 乾燥した口腔内は、粘膜が傷つきやすく、口内炎が発生しやすくなります。

2. 食事や発音の困難

唾液は食べ物を湿らせて飲み込みやすくする役割を担っています。唾液が不足すると、以下のような食事や発音に関する問題が生じることがあります：

• 食事の困難: 口腔内が乾燥すると、食べ物がうまく湿らず、咀嚼や飲み込みが困難になることがあります。特に硬い食べ物や乾燥した食べ物は、口の中での処理が難しくなります。
• 発音の問題: 唾液は発音を助ける役割も果たしています。乾燥した口腔内では、言葉をうまく発音するのが難しくなることがあります。

3. 口臭の悪化

唾液の不足により、口腔内の清潔さが保たれず、口臭が悪化することがあります。唾液には、口腔内の臭いの原因となる細菌を抑える機能があり、唾液が少なくなると口臭が強くなる可能性があります。

4. 全身の健康への影響

ドライマウスは口腔内の健康だけでなく、全身の健康にも影響を与えることがあります：

• 消化不良: 唾液は消化酵素を含んでおり、食物の消化を助けます。唾液が不足すると、消化不良を引き起こす可能性があります。
• 免疫機能の低下: 唾液には抗菌作用があり、口腔内の細菌の繁殖を抑える役割を果たしています。唾液の分泌が減ると、免疫機能が低下し、感染症にかかりやすくなることがあります。

対策と治療

ドライマウスの対策には、以下の方法があります：

• 水分補給: こまめに水分を摂取し、口腔内を乾燥させないようにします。
• 唾液の刺激: ガムを噛む、酸味のある食品を摂取するなどして、唾液の分泌を促進することができます。
• 口腔ケアの徹底: 歯磨きをしっかり行い、口腔内の清潔を保つことが重要です。また、歯科医師に相談して、必要な治療を受けることが推奨されます。
• 医療機関での相談: ドライマウスが続く場合や他の症状がある場合は、専門医に相談し、適切な診断と治療を受けることが重要です。

 

ドライマウスは口内の唾液量が少なくなり、お口が乾燥してしまう症状です。
唾液には口内状態を健康に保つための重要な働きがいくつもありますので、ドライマウスは放置せずしっかりと対応をしましょう。
当院ではプラセンタ30%配合口腔内ケアジェルをお勧めしております。
気になる方がいらっしゃいましたら当院へお気軽にお問合せ、ご相談をお待ちしております。

執筆監修
院長　座馬良明