皆さんは「消毒・殺菌・滅菌」の違いをご存知ですか?
どれも菌を除去することではないのか?と思われる方も多いかと思います。
ですが、実際にこれらの言葉にはそれぞれ意味があります。

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消毒・殺菌・滅菌はどう違うの?

こんにちは✨

名古屋駅・栄駅近くで歯の出っ張りでお悩みの方に最適!圧倒的にリーズナブルな矯正料金の久屋パーク歯科・矯正歯科です🦷

皆さんは「消毒・殺菌・滅菌」の違いをご存知ですか?
どれも菌を除去することではないのか?と思われる方も多いかと思います。
ですが、実際にこれらの言葉にはそれぞれ意味があります。

そこで今回は「消毒・殺菌・滅菌」の違いについてお伝えしたいと思います。

「消毒・殺菌・滅菌」の意味

一見、似たような意味の言葉に聞こえますが実際は以下のように全く別の意味を持った言葉になります。


・消毒は、病原性のある菌を死滅・除去させて害のない、無毒化した状態

・殺菌は、細菌やウィルスを殺す効果を意味しており、ある程度の細菌やウイルスを死滅させますが、その量や種類に定義はない。

・滅菌は、有害な微生物やウイルスはもちろん無害なものまで、すべての菌やウイルスが100万分の1の量になるまで死滅・滅菌すること。

歯科医院は滅菌

歯科治療では患者さんのお口に直接触れることが多いです。
そのため、歯科医院では日頃から衛生管理についてしっかりと注意されていることが当然と言っていいでしょう。

当院では、治療に使用する器具で使い捨てできないものは、必ず「滅菌」を行い、患者様ごとに取り換えて使用しています。
これは患者様に、より安心して治療を受けていただくためであります。
特にインプラント手術などでは、滅菌のレベルがお口の中の環境に大きく影響するため、重点的に衛生管理を行っています。
衛生管理は、私たち歯科医院が絶対に避けなくてはならない「院内感染予防」にも大きく関わっているのです。

滅菌クラスについて

医療先進国であるヨーロッパでは滅菌において様々な規格が設けられており、「EN13060」という規格においては、クラスN・クラスS・クラスBの3種に分けられています。

クラスN:通常の歯科医院で行われる滅菌方法。蒸気と空気の重量の違いを利用して缶体内から空気を除去。

クラスS:滅菌前の1回、真空状態を作り、高圧蒸気滅菌を行う機器。

クラスB:滅菌前、乾燥時に数回の真空状態を作り、あらゆる種類や形状の被滅菌物を滅菌。

当院では、このクラスBの滅菌システムを使用しております。
上記した通りこのクラスBはヨーロッパで最も厳しい基準となっています。

最後に

いかがだったでしょうか?
似たような言葉であっても実際の意味には大きな違いがあります。

当院では滅菌室も患者様から見える箇所にありますので、実際の滅菌作業をご覧になっていただくことも可能です。
患者様に安心して治療を受けて頂けるようこれからも衛生管理等を徹底していきますので、お口のことでお悩みがありましたらお気軽にご相談ください。


執筆監修
院長 座馬良明