皆さんは過剰歯(かじょうし)という言葉はご存知でしょうか?
あまり聞きなれない言葉だとは思いますが、文字の通り歯の数が通常より多く生えてくる歯のことを指します。

そこで今回は過剰歯についてお伝えしたいと思います。

ブログ BLOG

歯並びに影響を与える過剰歯とは

こんにちは✨

名古屋駅・栄駅近くで歯の出っ張りでお悩みの方に最適!圧倒的にリーズナブルな矯正料金の久屋パーク歯科・矯正歯科です🦷

皆さんは過剰歯(かじょうし)という言葉はご存知でしょうか?

あまり聞きなれない言葉だとは思いますが、文字の通り歯の数が通常より多く生えてくる歯のことを指します。

そこで今回は過剰歯についてお伝えしたいと思います。

過剰歯とは

人の歯の本数は決まっており、乳歯が20本、永久歯が28本となっています。親知らずを入れると32本になりますが、親知らずが生えてこない、または1本もない方もいらっしゃるので、永久歯は28本と数えられることが多いです。

この本来の歯以上に生えてきた歯を過剰歯といい、約20〜40人に1人ほどの割合で発見され、女性に比べて男性に多く見られる傾向があります。過剰歯になるのは永久歯なので、取り除くには抜歯をする必要があります。

過剰歯になる原因

はっきりとした原因は判明していませんが、歯が作られる段階において歯の種となる「歯胚(しはい)」が余分に作られたり、二つに分かれてしまうことによって過剰歯になると考えられています。

過剰歯が与える影響

永久歯が生えるのを阻害してしまう

通常は、乳歯が抜けた後はすぐにその抜けた場所から永久歯が生えてきますが、その永久歯が生える予定の場所に過剰歯があると、その過剰歯の存在が邪魔をしてしまい永久歯が出てこれない状態になることがあります。

歯並びが悪くなる

過剰歯が他の歯を圧迫することによって、他の歯が本来生えるべき位置からズレて生えてくることがあります。
そうなってしまうと、歯並びが乱れて不正咬合の原因となります。

治療について

過剰歯には3種類に分けられ、通常の歯と同じ向きに生えてくる「順正過剰歯」、上の前歯の間や前歯の裏側から生えてくる「正中過剰歯」、歯冠と歯根の向きが上下逆の「逆生過剰歯」があります。

順正過剰歯は通常の歯と同じように生えてくることがあり、ほとんどの場合は後続永久歯の邪魔をしてしまうことになります。
逆生過剰歯は親知らずのように歯茎や骨の中に埋まったままのことが多いです。

レントゲンを撮ったことで初めて過剰歯の存在に気付くこともあり、そのような歯茎の中にある過剰歯は他の永久歯に影響を与えていなければ経過観察をします。しかし、埋まっている状態でも後続永久歯の萌出の邪魔をしたり、歯並びに影響を与えるようであれば抜歯をします。

最後に

いかがだったでしょうか?
過剰歯は放置してしまうと後々生えてくる永久を阻害したり、歯並びが悪くなったりなどのデメリットをもたらしてしまいます。
お口のことでお悩み事がありましたら、名古屋市中区にある久屋パーク歯科・矯正歯科までお気軽にご相談ください。


執筆監修
院長 座馬良明