皆さんは「口輪筋(こうりんきん)」という筋肉をご存知ですか?
口唇の周りにある筋肉で、しゃべる・食べる・呼吸をすることと密接に関連があります。

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口輪筋ってあまり聞いたことがないけどどんな筋肉?

こんにちは✨

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口輪筋(こうりんきん、orbicularis oris muscle)は、口の周囲に位置する重要な筋肉で、顔面筋群の一部です。この筋肉は、口の開閉や唇の動きに関与しており、さまざまな口の表情や機能に役立っています。以下に、口輪筋の詳細について説明します。

口輪筋の構造

口輪筋は、口の周囲をぐるりと取り囲むように配置されている筋肉です。この筋肉は、主に上唇と下唇の周りに広がっており、以下のように構成されています:

  1. 上唇部(superior part): 上唇の周囲を囲む筋肉で、上唇を持ち上げる役割を果たします。
  2. 下唇部(inferior part): 下唇の周囲を囲む筋肉で、下唇を引き下げる役割を果たします。
  3. 口角部(corner part): 口角(口の端)に向かって走る部分で、口角を引き上げたり下げたりするのに寄与します。

口輪筋の機能

口輪筋は、以下のような多くの重要な機能を持っています:

  1. 口の開閉: 口輪筋は、唇を閉じたり開けたりする機能を担います。食べ物を口に入れるときや、話すときに唇を動かすために必要です。

  2. 唇の形状の調整: 唇をつけたり、引き裂いたり、すぼめたりすることで、口の形状を調整します。これにより、音を発生させたり、表情を作ったりすることができます。

  3. 発音: 口輪筋は、発音に重要な役割を果たします。特に、「p」「b」「m」などの唇を使う音の発音に関与しています。

  4. 表情の作成: 口輪筋は、さまざまな表情を作り出すのに重要です。喜び、怒り、驚き、悲しみなどの感情を表現するために、唇を動かして感情を伝えることができます。

  5. 食物の保持: 食べ物や飲み物を口に保持するために、口輪筋が唇をしっかりと閉じることが必要です。

口輪筋の関連疾患や問題

口輪筋に関連する問題があると、以下のような症状や疾患が発生することがあります:

  1. 口唇の不全: 口輪筋の機能が低下すると、唇がしっかり閉じられず、食べ物や飲み物が漏れやすくなります。また、発音に支障をきたすこともあります。

  2. 表情筋の麻痺: 口輪筋が麻痺すると、表情を作ることが困難になり、顔の片側が動かなくなることがあります。これは、顔面神経麻痺(ベル麻痺など)によって引き起こされることがあります。

  3. 唇の乾燥や裂傷: 口輪筋の不全があると、唇が正常に機能せず、乾燥や裂傷を引き起こすことがあります。唇が閉じられないことで、乾燥しやすくなることがあります。

まとめ

口輪筋は、口の周囲に位置する筋肉で、口の開閉や唇の動き、発音、表情の作成など、多くの重要な機能を担っています。この筋肉の正常な機能は、食事やコミュニケーション、感情表現に不可欠です。口輪筋に関連する問題や疾患がある場合は、口腔の機能や表情に影響を及ぼすことがあるため、適切な治療やケアが必要です。


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執筆監修
院長 座馬良明