アンカースクリューを使った矯正をご存じでしょうか。アンカースクリューとは、通常の矯正とは少し異なる矯正方法で、歯や全身の状態に合わせて選択する治療法です。
今回は、アンカースクリューを使った矯正について解説及び使用するケースについてお伝えしたいと思います。

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アンカースクリューを使用した矯正

こんにちは✨

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アンカースクリューを使った矯正をご存じでしょうか。アンカースクリューとは、通常の矯正とは少し異なる矯正方法で、歯や全身の状態に合わせて選択する治療法です。
今回は、アンカースクリューを使った矯正について解説及び使用するケースについてお伝えしたいと思います。


アンカースクリューを使った矯正とは?

アンカースクリューとは、歯科矯正のために開発された非常に小さなネジで、あごの骨に埋め込んで使用します。
通常の歯科矯正では治療できないケースでも、アンカースクリューを使用することにより歯科矯正が可能になることがあります。
まずは、アンカースクリューを使用する目的と特徴について見ていきましょう。



アンカースクリューを使う目的

通常の歯科矯正では歯にブラケットをつけ、そこにワイヤーを通して、お互いに引っ張り合いながら歯並びを整えていきます。この矯正方法の欠点は、動かしたい歯以外の歯も一緒に動いてしまうことです。
そこで開発されたのがアンカースクリューです。アンカースクリューを使用することにより、動かしたい歯だけを動かせるため、従来の方法では矯正が難しかったケースにも対応できるようになりました。



アンカースクリューの特徴

アンカースクリューは、「マイクロスクリュー」「マイクロインプラント」「ミニインプラント」といった別名があり、歯科クリニックによって呼ばれ方は様々です。
純チタンやチタン合金といったアレルギーや拒絶反応が起こりにくい素材が使用されており、安全性は高いものになっています。
アンカースクリューの大きさは、直径1.4~2mm、長さ6~10mm。埋め込む場所によって使用する大きさが異なります。


アンカースクリューを使った矯正を行うケース

 

ガミースマイル

ガミースマイルとは、笑ったときに歯茎が見えすぎてしまうこと。アンカースクリューを使った歯科矯正は、歯並びだけでなく歯茎の見え方やかみ合わせも改善できるといわれています。

 

開咬(かいこう)

開咬とは、奥歯は正しく噛みあっているのに、前歯が噛みあっていない状態のことです。開咬の場合、上あごの左右にアンカースクリューを埋め込んで歯科矯正を行います。

 

 

過蓋咬合(かがいこうごう)

過蓋咬合とは、前歯のかみ合わせが通常よりも深い状態をいいます。下の歯は、3割程度見えている状態が正常です。しかし、過蓋咬合では下の歯の見えている部分が極端に少なく、症状が重いケースでは、下の前歯が上の前歯の歯茎に触れるほど重なります。

そのため歯茎の炎症や顎関節症などが起きることも少なくありません。アンカースクリューを使った歯科矯正では、前歯の歯茎にアンカースクリューを装着し、下の前歯が半分程度見えるまで、前歯を上に引っ張り上げるといった治療を行います。

 

 
抜歯せずに矯正をする場合

アンカースクリューを使用しない歯科矯正では、奥歯を後ろにずらすことが難しいといわれています。そのため、歯科矯正をする際は、抜歯をして隙間を作ることが必要です。
アンカースクリューを使用すると奥歯を後ろへずらせるようになるため、抜歯をせずに歯科矯正ができるケースもあります。




執筆監修
理事長 座馬良明