口元の見た目に関する悩みにはさまざまなものがあります。毎日人に見られる部分であるため「ささいなことだけど気になってしまう……」という人もいるのではないのでしょうか。今回は、審美的に目立つ症状のひとつである「ブラックトライアングル」の原因や改善法をお伝えしたいと思います。

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歯と歯茎のすき間「ブラックトライアングル」について

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「ブラックトライアングル」とは、歯と歯茎の間にできる三角形の隙間のことを指します。この現象は、口腔内の見た目や機能に影響を与えることがあり、主に美的な問題として認識されています。以下では、ブラックトライアングルの原因と対策について詳しく説明します。

1. ブラックトライアングルの原因

1.1 歯周病

歯周病は、歯と歯茎の間にある歯周ポケットが深くなることで、歯茎が後退し、歯と歯茎の隙間が広がる原因となります。進行した歯周病は、歯茎が炎症を起こし、歯の根が露出することで、ブラックトライアングルが形成されます。

1.2 加齢

加齢に伴い、歯茎が自然に後退することがあります。この後退によって、歯と歯茎の間に隙間ができることがあります。加齢により骨密度が低下し、歯の支持組織が減少することも、ブラックトライアングルを引き起こす要因です。

1.3 歯の位置や形

歯の位置が不正確である場合や、歯の形が異常な場合、隣接する歯との隙間が広がりやすくなります。歯の配置が整っていないと、隙間ができやすく、ブラックトライアングルが目立つことがあります。

1.4 不適切な補綴物

義歯やブリッジ、クラウンなどの補綴物が適切に装着されていない場合、歯と歯茎の間に隙間ができることがあります。これにより、ブラックトライアングルが形成されることがあります。

2. ブラックトライアングルの影響

ブラックトライアングルは主に以下のような影響を与えます。

  • 美的な問題: 歯と歯茎の間にできる暗い三角形の隙間は、見た目に影響を与え、笑顔の美しさを損なうことがあります。

  • 食べ物の詰まり: 隙間に食べ物が詰まりやすくなり、口腔内の不快感や悪臭の原因になることがあります。

  • 歯周病の悪化: 隙間が広がることで、歯周病が進行しやすくなることがあります。特に、汚れが溜まりやすくなり、歯茎の健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

3. ブラックトライアングルの対策

ブラックトライアングルを防ぐためには、以下のような対策が有効です。

3.1 定期的な歯科検診

定期的に歯科医院でチェックを受け、歯周病やその他の口腔内の問題を早期に発見することが重要です。適切な治療と予防ケアを行うことで、ブラックトライアングルの形成を防ぐことができます。

3.2 適切な口腔ケア

毎日の歯磨きを丁寧に行い、歯と歯茎の健康を保ちましょう。デンタルフロスやインターデンタルブラシを使用して、歯と歯の間の清掃を徹底することで、歯周病の予防に繋がります。

3.3 矯正治療

歯の位置や形に問題がある場合は、矯正治療を検討することで、歯並びを改善し、隙間を減らすことができます。矯正治療によって、歯と歯茎の隙間が縮小することがあります。

3.4 補綴物の見直し

補綴物が原因でブラックトライアングルができている場合は、適切な補綴物の調整や再装着を行うことで、隙間を改善することができます。

4. まとめ

ブラックトライアングルは、歯と歯茎の間にできる隙間で、主に美的な問題として認識されています。歯周病、加齢、歯の位置や形、補綴物の不適切な装着などが原因です。定期的な歯科検診と適切な口腔ケア、矯正治療や補綴物の見直しを通じて、ブラックトライアングルの形成を防ぎ、健康で美しい口元を保つことが大切です。

 



執筆監修
理事長 座馬良明