口元の見た目に関する悩みにはさまざまなものがあります。毎日人に見られる部分であるため「ささいなことだけど気になってしまう……」という人もいるのではないのでしょうか。今回は、審美的に目立つ症状のひとつである「ブラックトライアングル」の原因や改善法をお伝えしたいと思います。

ブログ BLOG

歯と歯茎のすき間「ブラックトライアングル」について

こんにちは✨

名古屋駅・栄駅近くで歯の出っ張りでお悩みの方に最適!圧倒的にリーズナブルな矯正料金の久屋パーク矯正歯科です🦷

口元の見た目に関する悩みにはさまざまなものがあります。毎日人に見られる部分であるため「ささいなことだけど気になってしまう……」という人もいるのではないのでしょうか。今回は、審美的に目立つ症状のひとつである「ブラックトライアングル」の原因や改善法をお伝えしたいと思います。


ブラックトライアングルとは

ラックトライアングルとは、歯と歯の間と歯肉の間にできる三角形の隙間のことをいいます。歯肉が黒く変色しているのではなく、隙間が黒い三角形に見えることから「ブラックトライアングル」と呼ばれます。



ブラックトライアングルができる原因

 

歯周病や歯肉炎

歯周病によって歯と歯肉の境目が深くなることも多いため、歯周病もブラックトライアングルの原因になることがあります。また、歯周病の治療を行うことによって、炎症を起こして腫れていた歯肉が引き締まり、ブラックトライアングルができてしまうこともあります。
しかし、ブラックトライアングルの出現を避けるために歯周病の治療を行わないのは危険です。歯周病がより進行し、最終的に歯が抜け落ちてしまうかもしれません。歯周病に気づいたら早い段階で治療することが推奨されます。

加齢

加齢もブラックトライアングルの原因のひとつです。加齢とともに代謝が低下し、歯槽骨や周辺組織の細胞活性が低下することで、歯茎が下がりブラックトライアングルが生じやすくなります。


歯磨きの習慣

歯磨きのやり方で、ブラックトライアングルを出現させやすくなってしまうこともあります。歯磨きの際に歯肉を傷つけてしまうと、炎症を起こし歯茎が下がってしまう場合があるのです。硬い歯ブラシで力任せにブラッシングをしている人は特に注意が必要です。

 

噛み合わせの影響

ブラックトライアングルのできやすさは、噛み合わせにも影響されます。食いしばりや噛みしめといった強い噛み合わせの力により、歯だけでなく歯槽骨や周辺組織が傷つき、ブラックトライアングルが形成されてしまうことがあります。

 

ブラックトライアングルの改善方法

一度下がってしまった歯茎が自然に元の位置に戻ることはありません。しかし、できてしまった隙間を目立たなくすることは可能です。ブラックトライアングルを改善する方法について紹介します。



IPR

「IPR」とは「Inter Proximal Reduction」の略で「アイピーアール」と読みます。IPRでは、歯と歯の間にヤスリをかけたり部分的に削ったりして、歯の形を四角形に近い形に整えます。それによってできたスペースを埋める方向に歯を寄せることで、ブラックトライアングルを小さくすることができます。



ダイレクトボンディング

レジンというプラスチック素材を歯の表面に塗り重ね、歯の本来の色や形態を回復させる方法が「ダイレクトボンディング」です。 歯を削らずに短時間で修復できるという特徴があります。歯と歯の隙間を詰めたり、詰め物の変色を改善したりすることもできます。



ヒアルロン酸注入

歯茎下がりによってブラックトライアングルが形成された場合、ヒアルロン酸を歯肉に注入することで歯と歯の間と歯茎との隙間を埋めることが可能です。個人差はありますが、1回の注入で半年ほど効果が持続します。



執筆監修
理事長 座馬良明